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2009年9月 6日 (日)

裁判員制度は、裁判長も変えた

裁判員裁判が始まった。私が裁判を初傍聴したときとはかなり違うものになっている。

約10年前に初めて裁判を傍聴した。テープ起こし屋なので法廷を知っておいたほうがいいだろう。そう思い立ち、裁判所に行った。開廷表で当日のを探し出し、その号法廷へと向かう。覚せい剤取締法違反事件の公判のようである。

廊下のいすに座った3人の男たちが、声を押し殺して話をしていた。こわもてで黒ずくめなので、被告の関係者? 私のヒール音にその3人が一斉にこちらを見る。私は足がすくみそうになり、傍聴席にぎこちなく歩を進めた。

着席すると、ほどなく正面の扉が開いて裁判長が入廷。廷内の全員が立ち上がり、一礼して、裁判は始まる。

裁判長、検察官、被告、弁護人が発言していくが、傍聴席からはほとんど聞こえない。書面を読む抑揚のない音が20分ばかり続く。正面に目を向けてみると、裁判長は居眠りしていた。

そんな法廷シーンが頭にあるから、ことし始まった裁判員裁判の変わりようには驚いた。テレビ・新聞報道によれば、こうなっているようだ。

裁判長、裁判員、検察側、弁護側に小型モニターが用意されて、傍聴席向けに大型モニターが左右の壁に掲げられている。検察・弁護側の話は、そのモニターを使って会社のプレゼンさながらに進行していき、時々裁判長から裁判員に向けて説明等が入る。

「見て聞いただけで分かる裁判を目指そう」という意図が伝わってくる。これだけマスコミや国民から注視されると、裁判員に任命された人たちもだが、法曹3者の下準備や緊張も大変なものだろう。

裁判員裁判は、われわれ一般人の意識も変えるが、法曹3者をも変える。

PS.
ところで、量刑を決める裁判官と裁判員による評議では、最高裁が約4億円をかけて開発した「音声認識システム」は利用されたのだろうか。裁判員裁判を行なうすべての法廷に導入されているとのことだ。

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